身体に負担をかけない姿勢を作るイメージ①

姿勢をよくしようとする時、だいたいの方は背筋を伸ばすとよくなると考えておられます。しかしそれでは身体に負担のかけない姿勢を作ることができません。

そこで「頭を高くしよう」とする意識をしてみてください。 身体の先端を導く意識を持つと、過剰な緊張を回避することができます。

背筋は身体の先端ではないので、頭が先端となります。操り人形をイメージしてみて下さい。操り人形は頭が上から引っ張ればきれいに立ちますが、背筋のある胴体を引っ張ると頭は下に垂れてしまい、立つことができません。

背筋を伸ばす意識では、「筋や関節を使おう」とするので結果的に背筋を過剰に緊張させたり、背骨を反らしすぎる原因となります。

「頭を高くしよう」と意識することで、背筋をしっかり使っているという感覚はなくなっていきます。それくらいの感覚が適度な背筋の用い方となります。

バレエダンサーは「頭が上からひもでつりあげられているイメージを持つように」と言われることがあるそうですが、その発想で姿勢やパフォーマンスが変わってくるようです。