右肩が動かすと痛くて仕事に差し支えが出ている

「1年以上前から右肩が痛くなり、徐々に腕が上がらなくなり仕事で高いところのものが全く右手でとれなくなって仕事をしばらく休もうかと考えている」とおっしゃる50代女性の方が来院されました。
 お話を伺うと、右の背中から肩甲骨周りが昔から凝りやすく、しょっちゅうマッサージに行ってほぐしてもらうことをしていたということでした。ほぐしてもらうとその時は肩が動いて楽になるので、それを続けていたら3ヶ月前に急に肩が動かなくなりかたまってしまい、夜も痛みで寝れなくなったということでした。その後整形外科、整骨院と見てもらっても、電器をあてたりマッサージをしてもらう程度で後湿布して様子見て下さいというものでした。
 お身体の状態を見てみると、姿勢は猫背になっており肩も内に巻いている状態でした。肘や手首、指先を見てみるとすべてが固まっており、特に指先はすべての指が反らすことができないほどでした。
 この方の施術はまず骨盤、背骨のバランスを整えて身体の重心の位置を良い状態にもどしていき、仕事でよく使う指先、手首の可動を改善させることを中心に1ヶ月に6回の施術を行ないました。
 肩の可動域は最初より少しだけ増える程度でしたが、夜間痛は治まり指先や手首、肘の可動域、筋肉の張りはなくなりました。
 そこから3ヶ月間週に1回施術を行ない、少しずつ動かせる範囲が増えてきたので簡単にできる肩周りの体操、運動をお伝えして日々取り組んでいき、可動域が8割回復してきました。6ヶ月経った現在も施術を継続しておられ、今では頭の髪結び、後で手を組める状態まで回復されています。
 長期間かけて傷めてしまったものは治るまでの時間はかかります。痛みに関しては脳が関係すると言われることもあり、神経の治療をして痛みが改善し、可動域もあがるということはあります。しかしながら、そのような治療ではすぐに元に戻ります。
 実際細胞、組織の修復が無い限り根本的には改善されません。ですから当院では最後までしっかりと細胞、組織まで回復するところまで治療することが必要と考えています。
 治療を受けてもすぐに元に戻ってしまうことを経験されている方は、ぜひ当院にお任せ下さい。

おおにし鍼灸整骨院