体全体がだるくて疲れがとれない

「最近体全体がだるくて疲れがとれないので、仕事に集中できない」という40代男性の方が来院されました。

お仕事は特にデスクワークが多く、たまに重たい荷物を運んだりすることはあっても、ほとんど座っていることが多いということでした。勤務時間も過酷で、朝9時から遅くなると深夜0時くらいまでの日もあり、食生活も朝は食べず、昼はファストフード、夜は炭水化物中心で飲酒も缶ビール3本毎日飲まれるという不規則な日常生活を送っておられました。会社でおこなわれる定期的な健康診断ではほとんど異常がなく、血液検査で中性脂肪の値が少し高い程度で他は正常値で推移しているということでした。

身体の状態をみると姿勢は猫背になっており、首の可動域も正常な方の半分も動いてなく、肩の可動域も挙げる角度が90度少し超える程度でした。大きく呼吸してもらうと肩で息をしているようで、お腹が膨らみにくい状態で、背骨の柔軟性も少なく固まっていました。

根本的には生活習慣の改善が必要であることは間違いないのですが、まず全身の血流や神経の通りをよくしていき、疲労が回復できるための準備のために背骨の調整をおこないました。施術中15分くらいは寝ておられ、施術後はリラックスできる状態になられているようでした。

その後はお仕事も忙しく、1ヶ月に1度の施術になっていますが、半年経過して以前ほど身体の疲労が抜けず仕事のやる気が出ないということはなくなったということでした。お酒の量も初診の時は缶ビール3本だったのが1本に減り、自然と量が減ったと喜んでおられました。

なかなかお仕事が忙しくて短いスパンで来院することができない方でも、お一人お一人お話をお聞きしてその方に応じた施術計画を考えていきますので、お気軽にご相談ください。

おおにし鍼灸整骨院