姿勢と歩幅

背筋を伸ばした状態で歩く時と、背筋を丸めて歩く時との感覚の違いはどうでしょうか?
背筋を伸ばして歩くと、足が上がりやすくなり、前にも出やすくなります。反対に背筋を丸めながら歩くと、足が上がりにくく、前に出にくくなります。  
この歩幅に関しては認知症にも影響するという研究結果が出ています。  
東京健康長寿医療センター研究所が、70歳で認知症を発症していない666人について、歩幅を狭い人、普通、広い人で分けて、4年間追跡調査をしています。  
その結果、認知機能が低下した人は、歩幅の狭い人が広いひとの3.4倍にもなり、女性だけでは4.6倍という結果がでています。  
歩幅は身長-100㎝を目標にしてもらうと、歩いている姿勢の感覚が伸びているのか、丸まっているのかを判断する基準となります。  
横断歩道の幅は45㎝なので、それを基準に歩いている時に一度確認してみる方法も良いです。

おおにし鍼灸整骨院