配送ドライバー職の腰痛

「4月から宅配ドライバーの仕事をはじめてから、腰の張りが出てきて、足もだるくギックリ腰になりそうで不安なのでみて欲しい」という20代男性の方が来院されました。

この方は、配送ドライバーの仕事をするまで腰痛は経験したことがなく、学生時代に水泳やサッカーを経験されていたのですが、今まで大きなケガをしたことが無いということでした。運転をして座席から降りてすぐに荷物を持ち上げようとしたときに、腰に痛みが出るようになって、職場の先輩からギックリ腰なったらクセになると言われ、恐怖心が出てきたようでした。

お身体の状態をみせていただくと、立ち姿勢では背中が丸まっていて、足はがに股の状態でした。仰向けで寝ると、膝はベッドより握りこぶし1つ分以上浮いており、太もも、ふくらはぎの張りがきつくなっていました。

骨盤の外側が異常に張っており、その部分がだるく感じておられ、骨盤の中央側仙骨との関節部分が押さえると痛みがあるようでした。

この方は膝が伸びない状態でしたので、まず骨盤の動きを調整すること、ふくらはぎの緊張を減らしていく施術を中心におこない、立ち姿勢、車での運転姿勢を改善していきました。その後荷物の持ち運び方などチェックしていき、1ヶ月後おおよそ腰痛は解消されたのですが、月に1度姿勢、動作のチェックなどメンテナンスを継続していただいてます。

仕事内容によっては、同じ動作の繰り返しが多くなるので体がまた再度歪んだり、不調がでることがあります。当院では、その予防のために身体のメンテナンスをしていただくのも大事だと考えます。

おおにし鍼灸整骨院