猫背でお悩みの方がご来院されました

先日、猫背でお悩みの30代女性の方が来院されました。

お話を伺うと、最近お子様を出産されて家事や育児で肩こりや腰痛が以前よりツラくなっているということでした。妊娠される前はストレッチや少し運動をすることによって、肩こり、腰痛が解消されていたのですが、現在はなかなかその余裕もなく日々過ごされている様でした。睡眠時間はとれているということでしたが、夜中に授乳や夜泣きなどで何度か目を覚ますので、深く睡眠はとれていないのですごく眠そうな様子でした。

お身体の状態は背中や腰に張りもあり、ふくらはぎはむくみも強くでていました。体の重心も前方、少し左に傾いており、背中も丸く、肩が内に巻いており、アゴが突き出ている状態でした。呼吸の状態も浅く、仰向けで寝ながら呼吸してもらうと胸だけが動いておりお腹までの呼吸ができていないようでした。

呼吸が浅いというのは体の回復を遅らせるので、当院では重要視しているところです。

猫背で呼吸する場合、姿勢をよくした状態で呼吸する場合と比較すると、猫背で呼吸をする場合の方が酸素の供給量が少なくなります。

肺から入ってきた酸素はまず脳に行くので、供給量が少ないと酸欠をおこし、頭が働かなくなりボーッとしたり、集中力、記憶力が低下する現象が起こります。

今回紹介した女性は正にそのような状況になっておられました。

次回は猫背の方を当院ではどのようにして改善させていくかをお伝えします。

おおにし鍼灸整骨院