症状の停滞期

治療を受けられている方で、症状が最初より少し良くなって、そのまましばらくの間治療を続けていても、症状が固定した状態が続くことがあります。

例えば、長期にわたり肩こりで首の可動域が狭くなり痛みもでている方は、最初治療するとある程度動くようになり、痛みもマシになります。しかし、長期間固まっていた首や肩が急激に緩んでしまうと、頭を支える筋肉が不安定になるので、筋肉を緊張させて首肩周りの組織を痛めないように守ろうとします。ですから一気に回復するのではなく、少しずつ筋肉や組織がなじんでいくように回復していきます。

ダイエットも同じように停滞期が有り、急激に体重が減ったり、食事制限で栄養が足りなくなると、体を飢餓状態から守るために停滞期に入ります。

これらは体が「安全」に変化していくために必要な生理反応です。ですから、今治療をしていて症状に変化がない、ダイエットを頑張っているが体重が減りにくくなっている。という方は、このような要因もあります。

おおにし鍼灸整骨院