右肩が上がらなくなった

「2ヶ月前から右肩が段々と痛くなり、上にあるものを取ることができなくなった」という70代の男性が来院されました。

10年以上前にも右肩が痛くなったことがあり、その時は2年ほど痛み止めのお薬を飲んで過ごしていたら、痛みも治まり元のように軽快に動かすことはできないが、日常生活は問題ないくらいまで回復したので、そのまま放置していたとのことでした。

仕事は引退されており、普段趣味で40年ほど前からゴルフを月に2回ラウンド、練習も週に2回程度はされており、ゴルフをするのも痛いのでこの2週間は休んでいるということでした。

検査で立っている状態で全身のバランスをみると、左に体が傾いている状態になっていました。足首の状態を見てみると左右で違うので、お話を伺うと20年ほど前に右足首を骨折したということでした。右足首は骨折したときに固定はしたが、その後は特にリハビリをすることもなくそのまま放置していたということでした。

この方は、初診当日に体のバランスを整える施術と、右足首の施術と足の使い方で右肩の可動域が上がり、痛みも3回目の施術時には半分以下に減少しました。3ヶ月後には可動域、痛みともに正常になりゴルフも元通り復帰されています。

右肩に症状があったとしても、右肩に根本的な原因があるとは限らないという典型的な例でした。

肩が上がらなくて、趣味や仕事、日常生活に支障が出てきている方は当院がお役に立てると思いますので、まずご相談ください。

おおにし鍼灸整骨院