出産してから肩こりがきつく、体の疲労がとれない

「2年前に出産した頃から肩や背中がだるくなってきて、慢性的に疲れている」という30代女性の方が来院されました。

お話を詳しく聞かせてもらうと、出産後慣れない育児をほぼ1人でしていて、睡眠も1日4時間くらいしか寝ることができず、常に気を張った状態で日常生活を送っていたということでした。最近ではイライラが溜まってご主人とのケンカも日常茶飯事になってきて、このままではよくないので、せめてこの肩こりがマシになるとイライラがおさまるのではないか?と考えての来院だったようです。

お身体の状態をみていくと、立っている姿勢がかなり前傾になっており、後頭部の緊張が強く肩も巻肩になり、背中の緊張も強くなっていました。歯も普段から食いしばってるようで、歯医者でマウスピースを処方されていると言うことでした。指先の緊張も強く、手の甲に血管の浮きも出ていました。

この方はまず姿勢が前傾になっているので、初回の施術は重心の位置関係を調節する施術を行なうことと、自律神経を整えるために、首、背骨の調節をしていきました。また指先も自律神経と関係しているので、緊張を取るように施術してきました。

施術後はもちろん楽になるのですが、すぐに同じ日常生活を続けると症状が戻ってしまうので、最初の2週間は週に2回、その後1ヶ月半は週に1回来院していただくことを提案させていただき、そのように施術を受けていただきました。

結果的に肩こりの症状はまだ残るが、イライラしたり疲労が残らなくなり、何より睡眠がしっかりとれるようになったことを非常に喜んでいただきました。

現在も日常生活で負担がかかることもあることを理解されていて、1ヶ月に1度お身体のメンテナンスに来院されています。

単なる肩こりといっても、お一人お一人その方の生活背景で改善方法が違いますので、お悩みの方はぜひご相談ください。

おおにし鍼灸整骨院